月曜日のウォール街の昼間の値動きは、テクノロジー株の楽観論、産業株のサプライズ、バイオテク株の後退が混在する展開となった。アップルのiPhone 17の勢いからクリーブランド・クリフスのレアアース事業への野心まで、注目を集めた銘柄の概要を紹介する。
iPhone 17販売でアップルが上昇
アップル(AAPL)は4%上昇し、ダウ平均を牽引した。カウントポイント・リサーチが、iPhone 17シリーズが発売後10日間で、米国と中国の両市場においてiPhone 16を販売台数で上回ったと報告したためだ。ループ・キャピタルは、予想を上回る需要を理由に、同株の評価をホールドからバイに引き上げた。特にベースモデルが好調で、主要市場での巻き返しへの期待が強まっている。
KLAコーポレーションが上昇
KLAコーポレーション(KLAC)は4%上昇した。バークレイズが、半導体製造装置メーカーである同社の評価をオーバーウェイトに引き上げたためだ。アナリストは、プロセス制御の高度化による長期的な成長と、需要が堅調と見込まれる最先端チップ製造分野への同社の関与を指摘した。
クリーブランド・クリフスが急騰
クリーブランド・クリフス(CLF)は24%急騰した。レアアース採掘事業への参入を検討していると発表したためだ。CEOのローレンソ・ゴンサルベス氏は、地質学者と協力して商業的採算性を評価中と述べた。同鉄鋼メーカーはまた、第3四半期決算で、ファクトセットのコンセンサス予想127.9百万ドルに対し、調整後EBITDAが1億4300万ドルと予想を上回り、設備投資予算を下方修正した。
レアアース関連銘柄も上昇した。オーストラリア首相が、米国に同国の資源保有へのアクセスを提供する計画を発表したとの報道を受けたためだ。ユナイテッド・ステーツ・アンチモニー(UAMY)は4%上昇し、USAレアアースは8%上昇した。
バイオテク:上昇銘柄と下落銘柄
- WWインターナショナル(WW)は12%上昇した。アマゾンと提携し、GLP-1肥満治療薬の提供を開始すると発表したためだ。
- サミット・セラピューティクス(SMMT)は5%下落した。予想を上回る研究開発費と、提携先のAkesoとの臨床試験結果の比較で劣勢だったと報告したためだ。
- エグゼリクシス(EXEL)は13%急落した。大腸がん治療薬ザンザリンチニブの臨床試験結果が期待外れだったためだ。
- テンパスAI(TEM)は8%上昇した。キャナコード・ジェニュイティが、同社の診断パイプラインの強力な見通しを理由に、バイ評価と110ドルの目標株価を設定してカバレッジを開始したためだ。
航空、エネルギー、その他の値動き
- アーチャー・アビエーション(ACHR)は5%上昇した。大韓航空と提携し、最大100機の注文を受けて、電動垂直離着陸機「ミッドナイト」の商用化契約を締結したためだ。
- リバティ・エナジー(LBRT)は6%上昇し、金曜日の上昇を継続した。第3四半期の売上高は弱含んだものの、楽観的な販売見通しのコメントが好感された。
- ホロジック(HOLX)は2.5%上昇した。ブラックストーンとTPGが、170億ドルでの買収に近づいているとの報道を受けたためだ。
- クーパー・カンパニーズ(COO)は4%上昇した。アクティビスト投資家のジャナ・パートナーズが株式を取得し、戦略的変更を求める計画を開示したためだ。
- ロビンフッド(HOOD)は6%上昇した。複数の大口投資家が保有株を増やしたことが開示資料で明らかになったためだ。
テクノロジーと金融
- AMD(AMD)は約4%上昇した。バンク・オブ・アメリカが、目標株価を250ドルから300ドルに引き上げたためだ。
- オラクル(ORCL)は4%下落した。アナリストがクラウド契約の採算性と資本需要への懸念を指摘し、JPモルガンが評価をニュートラルに引き下げたためだ。
- プログレッシブ(PGR)は3%下落した。モルガン・スタンレーが、成長鈍化と消費者物価指数(CPI)の逆風を理由に、同損害保険会社の評価を引き下げたためだ。
- 地域銀行株は小幅に上昇し、ザイオンズ(ZION)とウェスタン・アライアンス(WAL)が小幅高、トライアンフ・ファイナンシャル(TFIN)は8%上昇した。SPDR S&P地域銀行ETF(KRE)は1.4%上昇した。
- アップロビン(APP)は4%下落した。同社のデータ取扱いに関する規制当局の監視が再び強まったためだ。
まとめ
アップルのiPhone販売急増からクリーブランド・クリフスのレアアース事業への転換まで、月曜日のセッションは、各セクターで市場の注目が急速に移り変わる様子を浮き彫りにした。テクノロジー株への楽観論、産業株の拡大、バイオテク株のボラティリティが、昼間の市場動向を形作った。